働いていたからこそわかる不動産営業に向いている人の特徴5選

Real estate Salesman

こんにちは、genです。

今回は不動産営業に転職や就職を考えている人向けに記事を書きました。

不動産営業というとかなりブラックで厳しいイメージがあると思います。結論から言うとその通りだと思っておいて間違いないです。

ですが、そういった厳しくも大変な環境であっても、「自分を成長させたい」、「チャレンジしていきたい」、「他の人よりも多く収入を得たい」と思っている人はお勧めの職業です。

一生に一度しかないであろう不動産という大きな買い物をする場に立ち合えるのは不動産の営業職位だと思います。

そんな不動産の営業職に就職する為に、僕が実際に働いていた立場で「こんな人と一緒に仕事をしたい」、「こういう特徴を持った人がよく内定して入ってきた」という所を挙げて解説できればと思います。

目次

・不動産営業に向いている人の特徴
・不動産営業のここが大変な所
・不動産営業に就職して良かった事

一般的な志望動機としては、「稼ぎたい」、「厳しい環境でチャレンジしてみたい」、「不動産業界という一生に一度の大きな買い物をする機会に多く立ち合い、独立をしたい」などが多いでしょう。

本記事では、あくまで面接や採用の時に使える使えないというより僕が実際に7年間働いてみてこういう人が向いているな、成績を残していたなと感じる人の特徴を挙げて解説していきます。

①不動産営業に向いている人の特徴

1、成績に対して貪欲
2、素直
3、コミュニケーション能力がある
4、メリハリがある
5、お酒が強い

1、成績に対して貪欲

不動産は成績が命です。1か月に何本契約したのか、何本契約予定なのか、見込み客は何人か、そういう世界です。常に数字と葛藤していますし、だからこそ数字重視で契約をねじ込もうとしてくる人も多いです。

ですが、お客さんの立場も考えずに無理にねじ込んでいる人は長く続きません。お客さんと信頼関係を築き信用してもらうからこそ、次の契約に繋がっていきますし、不動産業界で長く生き残っていける人になっていきます。

2、素直

素直さがある人は成長するスピードも早く、結果も残すのも早いです。言われた事を素直に実行し、早い段階で成功体験を積む。

そうする事で次の仕事への自信にも繋がり、早めに一人立ちできるようになります。素直さがないと指示された事に対してのレスポンスも遅く、自分の考えが優先されてしまいがちになるので、仕事覚えも遅く、なかなか定着していきません。

そればかりか仕事もうまくいかないので、環境のせい、人のせいにしてしまい、仕事が段々と嫌いになっていきます。

言われた事を素直に受け止め、相手が何を言っているのか理解し、実行できる事が出来る人は向いていると思いますし、不動産業界ではなくてもなんの仕事についてもうまくいくでしょう。

3、コミュニケーション能力がある

不動産営業は対人の仕事になるので、コミュニケーション能力は必須でしょう。相手の意図を理解する、上司や相手にきちんと伝えられる、この繰り返しです。

このコミュニケーションが上手くいかないと例えば、契約書を作成する、覚書の作成をする、仲介業者だったとすると買主、売主の橋渡しをしないといけないので、間違った情報を伝達することになります。

間違った情報を伝達すると揉め事の原因にもなりますし、契約書などの書類関係もいくら経っても仕上がりません。

対面でのやり取りもありますが、電話でのやりとりもかなり多くなる為、相手の顔が見えない状態で意図のやりとりをしなくてはいけない場合もあります。

僕自身もこのコミュニケーションに関しては一番苦戦した所でした。事細かに相手が言っている事の意図を理解、確認し、上司や会社に伝達する、書類にまとめるという作業を死ぬほど繰り返してきました。

言っている事をそのまま伝えるのも大切ですが、意味、意図を理解し、相手の言わんとしている所まで汲み取り、間違いないように周りに伝えるというのはなかなか難しい事です。

話している内容、話された内容などは時間が経てば経つに連れて曖昧になってきますし、忘れていきます。

書類に残しておいたり、どこの誰に聞いたのかなど、後で見返せるようにまとめたりする作業も何度も行い、揉め事にならない様に注意を払うなど工夫は常にしていきました。

円滑にコミュニケーションが取れれば仕事もスムーズにいくので、アピールポイントとして武器になるでしょう。

4、メリハリがある

時間に対しての感覚がしっかりしているという意味も兼ねていますが、オンとオフとしっかりできる人は向いていると思います。

休みの日までダラダラと仕事を持ち込まずにやる時はやる、休む時には休むというようにメリハリをつけて仕事が出来る人は向いているでしょう。

どうしても契約事なので、休みの日にも仕事が入りガチになりますが、優先順位を考えて休みの日に仕事を持ち込まないでも良い様に調節していくことで仕事の際のモチベーションも落ちずに取り組めるので、好循環が生まれます。

仕事が早くレスポンスも良ければ取引先とも円滑に関係を築けます。

仕事が出来る人は時間の管理も徹底されており、時間を決めて作業をしています。その為、メリハリが生まれ、時間内に仕事を終えることが出来る様になっていきます。

1日、2日では身に付かないので、繰り返しが必要になりますが、自己管理に関しての工夫などを行っているのであれば長所としてアピールできるでしょう。

5、お酒が強い

不動産業界は人との繋がり、情報などが重要になってきます。その為、目上の人と飲みに行ったり、接待にいき繋がりを増やすという機会は多くなります。

お酒が強ければ長い時間意識をしっかり保ったまま話ができますし、より良い時間を過ごせます。意識をしっかり保ったままやりとりをするにあたって、お酒の強さはあった方が有利に働くでしょう。

志望動機や長所として言える所ではないかもしれませんが、プラスαの要素として考えておいて良いところです。

②不動産営業のここが大変な所

サービス業

相手在りきの仕事なので、自分でコントロールできない時間も多くあります。相手が大手の会社であれば、契約書など会社に承認をもらう決済の時間も長くなります。決済待ちで上司が帰ってしまって承認をもらうのが次の日になるという事も多々あります。

その為、なかなか業務が捗らない事も多かったです。

また、契約事なので、休みの日に連絡が急に来たり返答をしないといけない事も多いです。電話は常に繋がるようにしておく、連絡がきそうな動きのありそうな内容に関しては対応できるようにメモして持ち帰るなどもしていました。

スピード感のある仕事、テンポが早い

不動産業界はスピード重視で仕事が進んでいきますので、あっという間に契約になって契約書の準備や現地確認、役所確認、書類準備など急に動きが出てきたりします。

段取り良く事前準備をしておかないと、優先順位が直ぐに変わってくるので業務に飲み込まれてしまったりします。

良い営業マン程、この事前準備がしっかり入念にされており、対応がめちゃくちゃ早かったりします。

特に月末に関しては契約が立て込むことも多く、突発的に入ってくる仕事も多くあります。

専門知識、幅広い知識が必要

宅地建物取引士の勉強と建売であればプラスαの知識が必要になってきます。作業工程の知識、補修関係、水道工事、ガス工事、電気工事、解体工事など現場の事も理解しておかないと業者と対等に話はできないです。

金額の交渉が出来るだけでは話になりません。なぜこういう工事内容になるのか、工期はなぜここまでかかるのかまで確認しないといけないです。

引き渡し日が決まっている案件でしたら余計に工程が順調に進んでいるのか、問題は発生していないのかなどを確認する必要がありますし、万が一決済までに間に合わないとなれば決済を延長したりなどの手続きが必要になってきます。

ストレス耐性

サービス業なのでどうしてもストレスはかかります。細かいやりとりや相手との交渉など問題ない、ストレスに感じない、苦じゃないという人は向いていると思います。

自分のペースよりも相手や取引先のペースで進んでいきますので、相手に合わせて動く、という所がどうしても出てきます。

交渉が強すぎると契約が無くなってしまう事もあるので、相手の様子を見ながら交渉を進めていかないといけないです。

③不動産営業に就職して良かった事

不動産の幅広い知識が身に付いた

建売に関してですが、工期、工程、水道工事、電気工事、解体工事、ガス工事、建築費、火災保険に関するまで幅広く知る事ができたのはかなり大きい所です。

ベンチャーであり、自社施工の会社だからこそ、幅広い知識が必要になってきましたし、色々な工事に関わる事が多かった為、知ることができました。

大手だったら役割分担がしっかりされているので、知る機会も無かったですし、必要もないでしょう。

幅広い知識を身に着けたい、知りたいという人はベンチャーの会社に就職することをお勧めします。

仲介業者の知り合いが増えた

建売業者に就職した場合、仲介業者が一番のお客さんになります。土地の仕入れ、建売の販売に関しても仲介業者が全て間に入りやり取りをします。

自社で販売まで行い仲介業もやっている所の場合は個人のお客さんになりますが、不動産でも建売業者に勤めた場合には仲介がお客さんです。

その為、建売業者に入社した僕の場合には必然的に仲介業者の知り合いが増えました。

仲介業者の知り合いが増えると土地の情報も入りやすくなりますし、不動産に関するリアルタイムな状況が分かります。

経済の状況にとても左右される不動産業界だからこそ最新の情報はアップデートしておいた方が良いですし、現場の状況を一番把握しているのは仲介業者です。

お客さんからの反響、建売や賃貸の内見の状況、土地の情報の有無、多さに関しても把握しているのは仲介業者です。

例えば転職や退職したとしても付き合いのある業者とは簡単に切れないものです。会社の仕組みは違ったとしても、その人と仕事をしたいと思ってもらえていれば土地や不動産全般の情報をくれたりしますし、協力してくれます。

繋がりを作るのは大変ですが、作って何回も契約していく内に仲が深まってくるので、仕事のやりやすさは段々と上がってきます。

スピード感のある仕事に慣れた

買付ベース、契約日ベースで契約が優先されることは多いです。例えば、土地の仕入れの際に良い土地(相場よりも安い土地、人気のある土地)を見つけた時に買付を入れたとします。

相手方(仲介業者、売主)共に契約を早くしたいとなった場合には買付証明書を提出して翌日に契約したりしますし、僕が経験した契約で一番早かったのは買付証明書を提出したその日に契約となった事もありました。

段取り、準備がとても大変でしたが、人気の有る所で出た土地や相場よりも安い金額の土地はそれだけ競合が多く、買付証明書も何枚も被る事もあります。

金額勝負、契約の条件勝負もそうですが、契約日が早いという事で優先される事も多いので、スピード感はかなり大切になってきます。

以上が、不動産の営業職の際にアピールできそうな志望動機になります。実際に働いてみた感想としては想像よりもハードだった事です。

自分のペースで仕事が動くわけではないですし、突発的な契約も多くあります。繁忙期だと余計によめない所はありますし、必要とされる知識の幅も広かったです。

ですが、だからこそ工夫して効率化をはかったり、少ない時間の中でどうやったらうまくいくのかを考えたりする機会が多くありました。

ベンチャーの中小企業で尚且つ自社施工の会社だったからこそだと思います。

自分の限界まで挑戦したい、稼ぎたいという人は不動産の営業職は向いていると思いますので、お勧めです。

今回は以上です。最後まで見て頂き有難う御座います。