不動産の営業職が向いている人の特徴10選【解説あり】

Real estate Salesman

こんにちは。Genです。今回は不動産の営業に就職や転職を考えている人向けに記事を書きました。

  • 不動産の営業職に就職・転職しようか考えているけど、どんな人が向いているのかな?
  • 不動産の仕事に必要そうな宅地建物取引士の資格とか持っていないけど、それでも大丈夫かな?
  • 不動産営業として仕事する前に知識を入れておきたいけど、良い勉強方法ないかな?

こういった疑問に不動産営業として7年間勤務した筆者が答えていこうと思います。

不動産の営業職が向いている人の特徴10選

①柔軟性がある
②貪欲に結果を追求できる
③素直さがある
④マルチタスク、テキパキできる
⑤決断力がある
⑥コミュニケーション能力がある
⑦営業力がある
⑧当事者意識がある
⑨準備、段取り力がある
⑩自分の意見を持って行動できる

①柔軟性がある

柔軟性のある臨機応変な対応力がその場その場で必要とされます。これはこうだからこう、といったように固定概念があると邪魔になり身軽に動けなくなります。

マニュアルにない流れで動くことは日常茶飯事です。大変ではありますが、不動産営業の面白みの一つでもあります。

②貪欲に結果を追求できる

不動産営業は結果が全ての世界です。それまでの流れや課程は関係ないです。会社として欲しいのは結果であり、お客さん(業者及び個人)もここまで頑張ったのだから良いよとはなりません。

自分が相手に「どういう風に言ったか」が大切ではなく「どう相手に伝わったか」が大切になります。契約予定の本数ではなく、契約した本数が大切です。

結果を追求して自分を追い込める人だけが生き残っていきます。かなりの体育会系ですね。

③素直さがある

言っている事をしっかり聞き、吸収できるスポンジの様な人の方が成果を残していきます。最初から自分の意見を通そうとして上司や会社からの指示を受け入れられない状態だと成果を残していくのは難しいでしょう。

まずは自分で結果を残して、自分の実力を証明してからが勝負です。結果が出ていない状態であれこれ言っても戯言として捉えられてしまいます。

自分の意見は持ちつつ、素直に相手の言っている事を理解し、飲み込めることが大切です。

④マルチタスク、テキパキできる

担当制で不動産を管理するので、やることは多いです。契約の準備、段取り、契約書の作成、部下がいたら部下の育成もあるでしょう。

突発的な契約や事務作業も多いので、のんびり1日どうするかと考えている暇はないです。やりながら考え、解決策を考え、直ぐ実行していく実行力も求められます。

⑤決断力がある

判断が早く、返答が早い営業は重宝されます。例えば、買い取りの金額を早く出してくれる、見積もりを早く出してくれる、契約書のチェックが早いなど、スピードが速い=それだけ意欲がある証拠になります。

どうしますか?と投げかけられている質問に対して、2日も3日も返答に時間が掛かっている間に他の不動産屋に情報は渡ってしまいます。

土地の買い取りの情報をもらった時にも直ぐに動く所は信頼され、また新しい情報をもらうことができます。この繰り返しが契約に繋がり良いスパイラルになっていきます。

⑥コミュニケーション能力がある

コミュニケーション能力の中には忖度ができる、話のテンポが良い、サービス精神、愛想が良い、ハキハキ返答できるなどの要素が含まれます。頭の回転も速い方が良いです。

不動産営業に向いている人でコミュニケーション能力が一番大切にかもしれません。例えば、質問に対して質問を返してしまったり、言っていることを理解してくれないなどあると話していて段々イライラしてしまいますよね。

全くお門違いな返答をしてしまったりすることはやってしまいがちですし、筆者も実際あったのですが意識次第で改善できるので、心配はいりません。

時間が無い中対応してくれている、自分の立場を考えないでトンチンカンな質問をしてしまったりするとかなり嫌われ相手にされなくなってしまうので注意が必要です。

気を遣いながら、テンポ良く1度で話を理解し、迅速に判断して、返答できる人が良いでしょう。会社への許可が必要な場合には言われた内容は変えずに、かみ砕いてわかりやすく報告し、許可をもらいましょう。理解したふりは危険なので、わからない場合にはわかるまで聞いて理解できることが大切です。

⑦営業力がある

営業に向いている人=相手の気持ちを理解する、考えられる、先読みして行動出来る人と言って良いかもしれません。

営業力がある人の中には、リスクを考えることができる人、話が良い方に行った場合と悪い方に行った場合の流れを想像できる人も含まれます。

交渉に行くときもある程度どういう話になるのか想定していきます。その時に、良い方の話に対しての返答しか用意していないと、ただ会社のお使いに来た人になってしまいます。

自分で考えて、両方のパターンを用意して交渉に臨むことが大切になります。そこで大切になるのが、相手の気持ちを考える事ができるかどうかが大切になってきます。

相手の気持ちを理解しつつ、どうやって自分の要望を通すかを考えられる人が向いているでしょう。

⑧当事者意識がある

上司が話している事、社長が話している事、他の部署で話している事など会話している内容や仕事内容から色々な情報に触れることがありますが、自分が他の仕事をしていても聞き耳を立ててどういう内容の話をしているのかを考えて、自分事として考えられる人が向いています。

最初は自分が電話していても相手の内容しか頭に入ってきませんが、段々理解でき聞き取れる様になります。

マルチタスクで仕事をこなす為にも日頃から色々な所にアンテナを張り巡らして情報を集めておく必要があります。

上席から仕事を急に振られることもあるでしょう。その際に全ての話を一から聞いているのと、会話を聞き耳を立てて聞いているのとでは理解のスピードが違います。

上司からも指示する際もスムーズにいくのでストレスなく、円滑にやり取りができるので、全体として良い流れになります。

⑨準備、段取り力がある

当事者意識ができて、営業力がついてくると準備や段取り力ができてきます。どういうものを事前に用意すれば良いのか、こういう指示がきそうだなと想定できるので先手を打てます。

この先読みして準備、段取りができる人は不動産営業に向いています。

全ての仕事に共通する所でもありますが、準備、段取り8割、実行2割と言われる位準備、段取りは大切です。

プラス柔軟性があればその場での臨機応変な対応も可能になり鬼に金棒です。柔軟な対応ができる様になる為にも、事前に想定して徹底して準備ができている必要があります。

⑩自分の意見を持って行動できる

マニュアル通りにいかないのが不動産業界です。常にこうきたからこうと嵌らないので、常に最善の対応を探します。

例えば、解体工事の際に隣地との間にあるブロック塀をその場で壊すのか、壊さないで補強を入れるかといった判断の際に、壊しても積み直しにお金が発生しますし、補強を入れるにしても補強費が掛かります。

こういう場合にはブロックの状態が古いのか、新しいのか、売主の方で費用を負担してくれそうなのかなど色々な要素が絡んできます。事前に積み直しやブロックの解体の予算も考えていない場合もあるでしょう。

最終判断は会社になりますが、それまでの考察は自分がして状況を伝え、判断していく必要があるのでどうするのが一番良いのかはその場その場で変わってきます。

新築の建売にした時の見栄え的に壊した方が良いとなるのか、収支や予算的に見込んでいないからそのままにした方が良い、となるのか総合的に考えて判断しないといけないので、現地に行って実際に見ている人、もっと言えば仕入れや解体の前にブロックの存在に気付いて対処方法を打っておける様にしておくことが大切になってきます。

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7年間不動産営業をやってきて楽しかった事、面白かった事

不動産営業に必要そうな宅地建物取引士の資格は事前に必要?

結論無くても問題ありません。なぜなら、新卒で入社する段階では大半が資格無しで入社しています。宅地建物取引士の試験は毎年約20万人程が受験していますが、合格率を見ると15%から高くて17%程度なので、持っている人だけを探して入社させる方が難しいです。

ただ、逆に皆が持っていないからこそ持っていた方が強みになりますし、会社としても欲しい人材になります。仕事をやりながら資格の勉強をするのは仕事終わりに勉強したり、休みの日にするなど大変です。合格率を見ても2割以下、年に1回しか試験が実施されないのでもし取ることを考えているのであれば学生の内や転職前、就職前に取ることをお勧めします。

業務を行うに当たって全ての不動産営業の人が必ず必要になる資格ではありませんが、宅建業法では「事務所に業務に従事する者の5分の1以上の設置」が義務付けられていますので、会社として人員を増やすことを考えているのであれば必要とされる資格になります。

また、会社から「資格手当」が支給されるケースが多く、資格を持っているだけで給料が他の人よりも高いというメリットがあったり、会社から資格取得の為に学習費用が一部支給されるケースもありますので、チェックしてみても良いでしょう。

ある仲介業者では入社して1年以内に宅地建物取引士の資格を取ることを義務付けている所もあります。法定事務としては、①重要事項説明書の説明、②重要事項説明への記名・押印③37条書面(いわゆる契約書)への記名・押印の事務に関しては宅地建物取引士が行わなければいけないので、不動産の営業でも仲介業を行う場合には必須といっていいでしょう。

不動産営業を知る為の良い勉強方法は?

「不動産営業の現場で使える」という観点でいうとなかなか事前に取り入れるのは難しいですが、宅建業法の知識は事前に学ぶことができるので、ご紹介します。

やり方としては2つあります。

方法1:日建学園に入って学習する 5,000~280,000円程度
方法2:本屋で過去問やアプリを利用して独学で学習する 2,000~15,000円程度

宅建業法を学ぶことで契約書関係の作成に強くなるので、事前に学んでおいて損はないです。筆者は方法1も2も経験して、不合格でしたが日研学院の実績として2020年度の合格率は66%を超えているので、7割に近い合格率です。2019年度も6割を超える合格率なので、確実に合格を狙いたいのであれば日建学園に通った方が効率が良いでしょう。

日建学園の特徴・メリット

  • テキスト+映像学習ができる
  • 確認テスト
  • 宿題・復習
  • 出題傾向の高い過去問を学習できる
  • 自分に合ったコースが選べる(通信・短期など)

テキストだけでは頭に入りずらい所も映像学習が利用ができるので、自分のペース、自分に合った学習方法が選択できます。一般的な対人の授業だと重要な所を聞き逃したーという時も映像だと一旦ストップして巻き戻して学習ができる点も良かったです。

5,000円~できるコースもあるので試しにやってみて良かったら次の年には違うコースで通ってみるというのもありだと思います。詳しくはHPをご覧になってみて下さい。日建学園HP

ということで、今回は以上になります。最後まで見て頂き有難う御座います。