土地探しの際の心持ちとは
こんにちは、genです。今回は土地探しが疲れたそんなあなたに向けて以下の疑問に答えていきたいと思います。
2.出ている土地が高くて予算オーバーなんだけど、値引きできるのかな?
3.土地探しに疲れた時にやった方が良い事はある?
4.足しげく仲介業者や買いたいと考えているエリアを歩いて探してみるけど意味はあるの?
ではさっそく解説していきます。
1、土地探しの際の心持ち
土地探しは長丁場です。基本的に直ぐに見つかると考えない方が良いです。早くても3か月、遅いと1年、もっとかかる事もあります。
直ぐ見つかると思って始めると見つからなかった時の気持ちがとても落ちてしまうので、基本的な考え方として「土地探しは時間が掛かるもの」「運やタイミングもある」と理解しておきましょう。
イメージで言うと、フルマラソンを短距離走の全速力のスピードで走ってしまうととても疲れて最後まで走りきることはできませんよね?
ですが、最初から長い距離を走ると思っていればペース配分もできますし、余裕を持って走っていれば途中でペースを上げる事も出来ます。
大切なのは最後までできるだけ自分のモチベーションを下げる事なく走りきる事なので、現地を歩いてイメージを膨らませたり、土地が見付つかった後の間取りを決める事や建てた後の実際の生活をイメージして根気を入れ過ぎずにできるだけワクワク感を大切にしながら楽しく探しましょう。
また、土地の所有者さんである売主さんの契約する際の条件面は一定ではない、変化する可能性もあるので、これ良いなと思った土地の情報は持っておいた方が良いです。
例えば、金額の事で言うと最初は資産処分で土地の売却を考えていたが、相続した内の一人が亡くなりそうとなった場合に早めに現金化して財産分与の金額を確定したいのでと変わってきたりします。
その場合には今出している金額を下げてでも早めに契約したいとなるかもしれません。なので、これ良いなと思った土地の情報は持っておいて、定期的に状況を確認する様にしましょう。
2、土地の値引き交渉は可能
土地の値引きは可能なことはご存じですか?賃貸物件や新築、土地に関しても値引きは可能性ですので、一度交渉してみても良いかもしれません。
予算オーバーで買うことができないと諦めてしまうより、一度値引きの交渉をしてみて応じてくれれば契約することも可能になります。
仲介業者が媒介を取得して直ぐの物件は「まだ出したばかりなので」と値下げ交渉を断られる事もあると思いますが、時間が経っている土地に関しては価格の交渉ができる可能性が高いです。
むしろ、価格交渉をすることで売主さんに「ああこの土地は高いんだな」「ソロソロ値下げのタイミングかな」「これだけ熱心に探している人だったらこの金額で売っても良いかなと」となるかもしれません。
売主さんも土地を有効に活用してもらった方が嬉しいですし、思い入れのある土地であればあるほど「個人のお客さんに買って欲しい」と考えるものです。
売主さんの売却の理由は「資産処分」「早期現金化」「相続」「買い替え」など様々ですが、資産処分や相続が多いです。
「持っていても仕方がないから売る」といった感じです。極力出している値段で売りたいと考えますが、買主の熱意があればもしかしたら売ってもらえるかもしれないので、値下げ交渉は問題なくして良いと考えた方が良いです。
どうしても場所は気に入っているけど、建物はそのままは使えない、予算が足りないという人は「リフォーム」を検討しましょう。
全て思い通りにはなりませんが、リフォームでも十分に綺麗な状態になりますし、新築と思うくらいの仕上がりにすることは可能性です。
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3、土地探しに疲れた際にやった方が良い事6選
①、購入を考えているエリアを歩いてみる
基本的には土地の情報を見る→条件が合う→現地を見るという流れですが、先に現地を見て周りの雰囲気を感じる事でより土地探しのモチベーションに繋がるでしょう。
どうしても土地探しに行き詰まると土地探し自体が作業になりがちです。なんの為に土地を探しているのか、どういう所を気に入ってこの辺りに住みたいのか分からなくなってきます。
作業になってしまうと土地の情報を見るだけでも嫌になってしまいますし、疲れます。現地を見る事で良い気分転換にもなり新しい発見があったりと改めに頑張って土地探ししようという気になります。
土地探しの方法に「地上げ」という方法があります。これは売却に掛かっていない土地を業者が入って「売りませんか」、「この土地ならこれくらいの金額で売れると思いますよ」と交渉に入って売り物にするやり方です。
現地を歩くことで「ここの土地良いな」と思うものがいくつか出てくると思います。その土地の情報を持ち帰って仲介業者に調べてもらうことでもしかしたら地上げになり契約になるかもしれません。
稀なケースですが、こういったやり方で土地の情報が手に入ったりする事があります。
②、住宅展示場など完成物件を見に行く
色んな建築会社の新築を見る事で「この仕様良いな」、「土地を見つけて一から自分で考えるのも良いと思ったけど、間取りが決まっている建売も悪くないな」と思うかもしれません。
また、改めてここはこだわりたいなと思い土地探しに熱が入るでしょう。完成した新築を見て新しい情報を入れる事でイメージが具体化していきます。
具体化したイメージを持ち帰って自分の建てたいプランに落とし込む事で土地探しがもっと楽しくなりますので、完成物件を見る事で新しい刺激を入れるのはとても良いと思います。
⓷、一旦土地探しを止めてみる
土地探しは長丁場になりやすいので、気長に行う必要があります。根詰めて最初から全力疾走で探してしまうと途中で疲れてしまいます。
ずっと同じ事をしていると視野も狭くなりますし、ただの作業になってしまいます。せっかく自分の建てたい建物があって、理想の暮らしを考え、本来は土地探しが楽しいはずなのにいつしか苦痛に変わってしまっては元も子もないでしょう。
実際に土地が見付かってさあプランを煮詰めていこうとなった時には、その体力も残っていないなんて事もあり得ます。
そうならない為にも一旦土地探しを止めて自分の趣味の時間を取ったり、遠くに出かけたりと土地探しから距離を置いてみて下さい。
土地探しから距離を置いて自然と土地探しに対する気持ちが復活するのを待ってみましょう。
④、条件の優先順位を見直しする
駅距離なのか、日当たりなのか、金額面なのか、条件面が合わずに購入に至らないケースが多いと思いますが、どの条件を優先して土地探しをするのかを見直してみましょう。
条件を少なくすれば少なくするほど引っ掛かる土地の数は増えますし、契約できる可能性も高くなります。
例えば、駅距離10分圏内の南道路の土地なんかは多少不便な駅周辺の土地でも買いたい人は多いです。
不便な駅とは買い物する所が少なかったり、電車の本数が少なかったりする駅の事です。
これが駅前が栄えていて、買い物する所も多い、公園も近いなんて所は購入検討者は増えますし、土地の情報が出てきたとしても直ぐに売れてしまいます。
逆に駅距離が遠い日当たりの悪い土地は人気が少し落ちます。でもその分角地だったり、土地の形が正方形に近い土地だったりすれば建物は大きく入りますし、開放感があり住みやすさがあったりします。
人気のある土地、住みやすい土地に関しての記事はこちらでまとめています
→元建売営業マンが考える土地探しのコツ9選【実績公開】
自分が優先したい条件は大体他の人も注意して探しています。でも、そんな中でこれだけは絶対に譲れないという所まで条件を絞れば可能性はぐっと上がるので、疲れたなーという時には条件の見直し、優先順位の見直しをしてみて下さい。
見直しをすることで土地を見つけた時に迷わなくなるので土地が出てきた時の目利きも早くなりますし、第3希望、第4希望と優先順位を付けて整理することができます。
⑤、視点を変えてみる
土地の情報はどこから出てくるのか分かりません。土地を持っている所有者が近隣に「土地の売却を考えて仲介業者に相談しているんだー」と言ったら、「あ、うちも使ってない土地があるからそこに依頼しようかな」となるかもしれません。
建物の解体をしていると「この土地も売ろうと思っているから、一緒に解体してくれないかしら」と解体屋さんの所に土地の情報が集まることもあります。
もしかしたら友達の親戚が大地主で土地を何個も所有しているかもしれません。近隣が売ろうと思い立った話や解体屋の話は実際にあった話です。なので、必ずしも土地の情報は仲介業者が持っているとは限らず、眠っている土地は沢山あります。
実際に売ることが確定している土地の情報は大体が仲介業者の所に集まってきますが、友達と飲んでいるときに「こういう新築を建てたくてこういう土地を探しているんだよねー」と言ったら、もしかしたらたまたま聞いていた居酒屋の店長が土地を持っている人で土地を紹介してくれるかもしれません。
土地の情報は本当にどこに眠っているのか分からないです。居酒屋の店長から土地の情報をもらったというのは実際に私が付き合いのある仲介業者から聞いた情報ですので、全くないことではないです。
実在しない土地の情報を適当に言ってくる事もあるので、注意が必要ですが、例えばSNSを使って土地の情報を集めてみるというのも一つの方法としてありでしょう。
そんなのは嫌だ、ごちゃごちゃしたくないという人はお勧めしませんが、そういう「宝探しのような感覚」で土地を探せれば気持ちも消耗しないで土地探しも楽しくなると思います。
⑥、土地探しと同時に契約に必要な準備を済ませておく
最近では契約時に必要な準備があまりないですが、実印は必要になります。銀行の金消契約時には印鑑証明書が必要になるので、「実印の作成・登録」は必須になってきます。
ただ、実印の作成もネットで早ければ1~3日、遅くても2週間くらいで作成ができるので、特にこれと言って準備することは有りませんが、疲れた時の気分転換に行うのは有りでしょう。
4、足しげく仲介業者の事務所に通ったり購入検討のエリアを歩いて探す
仲介業者も人ですので、条件を電話で伝えて「あとは探しておいてね」というより実際に会って相談した方が良いでしょう。
土地が出てくるのもタイミングや運もあるので、出る時もあれば出ない時もあります。ある不動産業者は1日に何回も人を変えて仲介業者の営業所に飛び込みで営業をかけている所もあるくらいです。
実際に業者ではない個人もやった方が良いという話ではないですし、個人でやるのは現実的ではないので、1か月に1回くらいの頻度でも挨拶がてらに行っても良いかもしれません。
もしかしたら未公開のまだ表に出ていない土地の情報がタイミング良く教えて貰えるかもしれません。
土地探しは運やタイミングもあります。沢山出てくる時も少ない時もあるので、宝探しのつもりでワクワクしながら探せるようにしてみて下さい。今回は以上になります。
最後まで見て頂き有難う御座います。